商品先物取引は、証拠金取引であり、最大のメリットは少ない証拠金で大きな取引ができるという点です。
株式投資(現物)の場合は、購入代金の全額を用意しなければ、株式を保有することはできません。しかし、商品先物取引では、取引代金の5〜10%程度を取引の担保として預託すれば、取引ができるようになっているのです。この預託金のことを「取引本証拠金(とりひきほんしょうこきん)」略して「本証(ほんしょう)」、あるいは単に「証拠金(しょうこきん)」と言ったりします。
取引に必要な取引本証拠金の額は、各商品取引所が商品ごとに基準額を定め、その額を下限として取引会社が決めることになっていますが、多くの取引会社が、基準額をそのまま取引本証拠金としているようです。
例えば、東京商品取引所・白金の場合、取引本証拠金基準額は1枚(500グラム)あたり7万5000円です。いま、同取引所での白金1グラムの価格が4600円とし、500グラム分の全額を用意すると230万円となりますが、その30分の1以下の資金で取引ができるのです。
白金が1グラムあたり4300円で1枚買い、4700円に値上がりした時点で売ると、利益は400円×500グラム=20万円です。7万5000円の資金でこの利益を上げたので、利益率は約167%と、きわめて大きくなります(取引会社への委託手数料などを除く)。
証拠金は現金以外にも、株式や債券などの有価証券で代用することもできるので、投資資金を2度にわたって活用できるというメリットもあります。
証拠金の魅力は先に記述した「レバレッジ効果」にあります。レバレッジとは「てこ」のことです。預託する金額に比べて、大きな利益が期待できるのです。ただし、相場が自分の想定と逆の方向に変化した場合には大きな損失が発生する可能性もあるという、ハイリスク・ハイリターンな投資だということは知っておきましょう。
例えば、ある商品を買ったのに価格が下がってしまったとき、株式投資のように塩漬け(長期保有)にして値上がりを待つなどというような悠長な対応は許されません。理由は、売買の期限があるからということはおわかりでしょう。
商品先物取引業界の中では、No.1の口座数・売買高を誇るのがフジフューチャーズ。
その魅力は、取引画面がシンプルな点。先物業界ではNo.1と言われている、情報の『量』だけでなく高いレベルの『質』も兼ね備えている点。
パソコン以外での取引、例えばモバイルでの取引も強く、電話対応も丁寧な対応な点。以上3点を上げる事ができます。