スプレッドとは、異なる通貨の金利差や異なる商品の価格差のこと。
【解説】連動性が高い複数の投資対象について、その隔たりの変化を利用して行う取引をスプレッド取引という。例えば、A、Bという2つの商品で、ABの価格差が一定の水準以上に開いたとき、割高な方を売り建て、同時に割安な方を買い建てる。その後価格差が縮まったら、それぞれを反対売買することで収益を得ることができる。先物取引の場合、日経225先物の3月限と6月限といったように、同一市場で異なる限月の取引を行うことを「カレンダー・スプレッド取引」、日経225先物6月限とTOPIX先物6月限というように、異なる市場で同一限月の取引を行うことを「インターマーケット・スプレッド取引」という。