先物取引で、同じ市場の複数の限月(げんげつ)の銘柄のうち、もっとも近い限月。
【解説】先物取引において、売買約定を最終的に決済しなければならない月のことを限月(げんげつ)という。商品先物取引の場合、日本の商品取引所では、すべての商品で6限月制となっているため、1つの商品でつねに6つの取引ができることになる。例えば、3月末現在、東京工業品取引所・ガソリンは、「2007年5月限(がつぎり)」「6月限」「7月限」「8月限」「9月限」「10月限」である。このうち、もっとも近い限月を「一番限(いちばんぎり)」、以降、近いものから順に「2番限」「3番限」……と呼ぶ。