小豆は古くから栽培されており、先物市場でも戦前から取り扱われていました。赤いダイヤとも呼ばれたいる事を知っている人も多いのではないでしょうか?現在は、値動きの激しさから、先物市場でも人気が高い状態です。
小豆は本来温暖な気候を好む植物で、気象の変化によって収穫量や品質が大きく左右されていますが、近年では品種改良が進んでおり、エリモ種と言われる、寒さに強く収穫量も多い種が作られています。
流通している小豆は、中心が北海道産になります。
小豆の価格は主に作柄・在庫・輸入の状況によって決定されています。全体としての需要が安定しているため、供給量によって変化が起こります。
作柄が注目されている、『天候相場期』と呼ばれている5月から10月上旬にかけて、注目が集まります。
前年からの繰越も注目され、取引所が発表する月末在庫が、消費地の需給を示す為の重要な指標となる為、これも注目されています。ここから産地買付けと移送・輸入・販売の状況が示されている為です。