商品先物取引に挑戦
売買損益に関わる税金
申告分離課税とは?
申告分離課税制度というのは、特定の所得を他の所得と合計せず、別々に税額を計算した上で、その税金を納める制度のことです。原則的には各種所得金額の合計から税額を割り出すのですが、先物取引で得た収入にはこの申告分離課税制度が適用され、他の所得と違う税率で所得税を納めることになります。つまり申告分離課税制度によって、先物取引の損失を給与所得などで補うことはできなくなります。反面、先物取引で大儲けしても全体の所得税率が上がらないので、得をすることもあります。この申告分離課税制度を上手に活用するためにも、確定申告は必ずしましょう。
確定申告の流れ
それでは、どのようにして確定申告の手続きをとればいいのでしょうか。
始めに、税務署で必要書類を受け取ります。確定申告書は全国どこの税務署でも受け取ることができるので、最寄りの税務署で受け取ってきてください。
次に、申告書に添付する書類(源泉徴収票、生命保険や個人年金の支払証明書、医療費の領収書など)を準備します。書類が全て揃ったら、いよいよ記入にうつります。と言っても、いきなり申告書に記入するのは避けてください。重要な書類ですから、記入ミスは無いに越したことはありません。申告書を受け取る際に説明書を一緒に受け取ることができるので、説明書に設けられている練習用のスペースで記入の練習と確認をしてから申告書に記入しましょう。申告書に記入ミスがあった場合は、二重線で消すだけで大丈夫です。 氏名、住所、生年月日、それに還付金を受け取る銀行口座は特に間違いのないように記入しましょう。還付金とは、余分に納めていた税金が返還されることです。 以上を済ませ、2月16日から3月15日までの間に提出しましょう。提出先は自分の居住所の所轄税務署に限られますので、注意してください。
損をした場合も確定申告が必要
先物取引で収入を得た場合はもちろんですが、損をしてしまった場合でも、確定申告が必要になります。なぜかと言うと、確定申告をすることによって、損失の繰越控除を受けられる場合があるからです。 繰越控除とは、今年度の先物取引での損失を、翌年以降3年間の先物取引での利益から控除することができる制度のことです。また、損益通算といって、他の収入源から得た利益で取引の損失を埋め合わせる方法もあります。損失の負担を軽くするためにも、先物取引による収支は必ず確定申告してください。
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