商品先物取引に挑戦
取引時のチェックポイント
板寄せ相場表とザラバ相場表
商品先物取引には、商品価格を決める方法が2種類あります。ひとつは板寄せ方式といって、立会い(売買する)時間(節)を決めて取引を行なうものです。集まった売り注文と買い注文の数量のバランスがとれるように、取引所員が約定(成立した売買契約のこと)価格を調整して提示します。下の表を見てください。
| 限月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 |
| 前1節 | 51980 | 55800 | 58950 | 59410 | 59940 | 60430 |
| 前2節 | 51980 | 55800 | 59320 | 60150 | 60790 | 61210 |
| 前3節 | 51930 | 55960 | 59440 | 60220 | 60880 | 61270 |
| 後1節 | 51700 | 56000 | 51960 | 59890 | 60900 | 61270 |
| 後2節 | 51700 | 55720 | 58880 | 59750 | 60750 | 61140 |
| 後3節 | 51700 | 55490 | 58590 | 59950 | 60790 | 61130 |
| 前日比 | ▲390 | ▲420 | ▲470 | △370 | △680 | △530 |
左の項目を上から見ていきましょう。例えば日経金融新聞の場合、限月の次に前1節、前2節というように、計6節分の数値と前日比が載っています。午前の取引を前場、午後の取引を後場といいますが、前場と後場でそれぞれ3回の立会いが行なわれ、前場の1節を前1節、後場の3節を後3節と表記しているわけですね。そして、前日終値との差額を前日比で表し、マイナスなら▲で、プラスなら△で表しています。この表記方法は証券会社や新聞により多少の違いがあるので、注意してください。値段の移り変わりは、例えば3月が限月の商品を見ると、前1節では51980円で取引が成立し、後3節では51700円で取引が成立したことになり、前日と比べ、390円分価格が下落したことになります。逆に6月ものは370円分価格が上昇したと読み取れるわけですね。もちろん、商品を買っている場合は、この板寄せ表に「△」がたくさん並んだほうが良い相場となります。
商品価格を決めるもうひとつの方法はザラバ方式と呼ばれるもので、株式などと同じように市場の状況に対応して時々刻々と価格が変化していくものです。次の表はザラバ相場表の一例です。
| 限月 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 前日比 |
| 2月 | 2100 | 2108 | 2087 | 2102 | △3 |
| 4月 | 2116 | 2116 | 2098 | 2111 | △7 |
| 6月 | 2113 | 2118 | 2101 | 2112 | △5 |
| 8月 | 2121 | 2129 | 2107 | 2118 | △4 |
| 10月 | 2136 | 2137 | 2115 | 2125 | △4 |
| 12月 | 2146 | 2149 | 2129 | 2140 | △5 |
板寄せ同様に限月があり、始値でその日の取引開始時の価格が表示されます。そして、その日のうちで最も高かったときの価格が高値、逆に最も安かったときの価格が安値、そして終了時の値段が終値、前日と比較した数値が前日比として表されます。これに加えて、現在の値段を表す現在値、取引総数を表す出来高、買い気や売り気などを表す数値を入れるなど、証券会社により様々なパターンがあります。具体的な数値の見方は板寄せ表と同じです。証券会社や新聞を選ぶ際には、板寄せ相場表やザラバ相場表が見やすいものかどうかをチェックするようにしましょう。
チャート分析について
チャートは、商品の値動きをグラフ化したものです。これによって、価格変動のおおよその傾向がわかるなど、値動きの予測に重宝します。また、複数の商品の値動きをグラフ化して分析する事によって、例えば東京金の値動きがNY金の値動きと密接に連携している事がわかるなど、チャートを用いた分析手法は非常に重要視されています。こうしたチャート分析は多くの会社がウェブサイトで公開していたり、分析ソフトを配布していたりするので、ぜひ活用してみましょう。
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