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商品先物取引の有効性

商品先物取引のリスク

資金の10倍ものリスク

トップページでも述べたように、先物取引には確かにリスクがあります。そのリスクを避けるためには、どのようなリスクがあるのかをしっかりと把握する必要があります。まず、先物取引で最初に挙げられるリスクが「資金の10倍の負債を抱えるリスク」です。 これはメリットのところでも述べましたが、先物取引で商品を買うときに必要な金額は、商品全部の値段の一割程度です。10万円で100万円の取引ができてしまうわけですね。確かに、これは少ない投資で大きなリターンを得られることもできますが、裏を返せば「必要な資金以上の負債」を抱え込む可能性があるわけです。資金が少なくていいからといって、闇雲に投資していると気がついたときには、返すことのできないほどの負債を抱え込んでいる…、というようなことが先物取引では起こり得るのです。

自然環境や人災に左右されやすい

先物取引は景気に左右されづらい特質を持ちます。しかし「相場」がある以上、値段の上下はしています。では、この「上下」はどういったものを要素として生じているのでしょうか。ヒントは「需要と供給のバランス」にあります。買い手が売り手よりも多い場合、値段は上がりますし、逆に買い手が売り手より少ない場合、値段は下がります。投資家は買い手よりも売り手の方が多くなりそうな商品を予想して、投資をするわけですね。そこで注目しなければならないのは、どういったときに「需要と供給のバランスが崩れるのか」ということです。確かに好調な産業に付随する商品が値段を上げることもありますが、最も大きく需要と供給のバランスを崩すものは「自然環境」です。

たとえば、トウモロコシの場合、収穫目前に穀倉地帯をハリケーンが襲い、史上最低の収穫高になってしまったとします。そのとき、国内の需要が少なくなっているかというと、そうではありませんよね。需要はそのままです。供給国がトウモロコシを日本に輸出できない以上、日本はトウモロコシ不足に陥ります。このとき、相場は高騰します。逆に、豊作が投資家にとって嫌な状態になる場合があります。トウモロコシの値段が上がると見て大量に買い込んでいるときに、もしトウモロコシが歴史的な豊作で、売れないほど大量に収穫されてしまったら、供給が需要を大きく上回り、値段は下落しますよね。このときトウモロコシを買い占めていた投資家は大損してしまいます。

このように、商品先物取引は景気に左右されづらい反面、自然環境には左右されやすい側面があります。投資家にとって天気予報に注意を払うことは、ご飯を食べることと同じくらい大事なことなのです。


    
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