「先物取引」とは、将来のあらかじめ決められた期日に、特定の商品を、いま決めた価格で取引することを約束する取引のことです。
先物取引には、実際の商品を取引する「商品先物取引」のほかに、株価指数などの指数を取引する指数先物取引があります。ここでは、株価指数先物取引のうち、個人投資家にも人気の高い「日経225先物取引」と「日経225mini」を紹介しましょう。
「日経225先物取引」および「日経225mini」は、日経平均株価(日経225)を対象にした株価指数先物取引で、大阪証券取引所に上場しています。
日経平均株価(日経225)は、日本経済新聞社が算出する日本の株式市場を代表する株価指数です。東京証券取引所第1部に上場する銘柄から選定された225銘柄で構成されます。
「日経225先物取引」は、将来の特定の日に日経平均株価(日経225)の1000倍を、現時点で取り決めた価格で売買することを約束する取引です。「日経225mini」は、将来の特定の日に日経平均株価(日経225)の100倍(「日経225先物取引の10分の1)を、現時点で取り決めた価格で売買することを約束する取引です。
「日経225mini」は、2006年7月に登場したばかりですが、少ない資金でも、日経225先物取引を始めることができるとあって、特に個人投資家の人気を集めています。